http://president.jp/articles/-/23513
この事件、あまりにも悲しすぎます。
すぐとなりに自分にもあり得ることかもしれません。
コンビニで35個のおにぎりを万引した疑いで逮捕された43歳の無職男性。裁判で、男性は3つの大学を卒業した元公務員で、手話通訳のプロであることがわかった。なぜ路上生活を強いられていたのか。検察官や裁判長にも励まされたという事情とは――。
この男、とても真面目で仕事熱心、真面目すぎてキレたとか
そういうたぐいではないようです。
真面目で仕事熱心であるがゆえの現実と自分の思いとの乖離が
路上生活を強いられ、犯罪に手を染めざるを得なかったようです。
罪を犯してしまったことに同情の余地はないのですが、
罪を犯すその過程とその背景、同情せずにはいられません。
しかし、ドラマのようなことって実際も起きるものなのかと
正直びっくりしたのでが、裁判官、検事、弁護士が揃って
「社会復帰したら、カッコつけずに仕事を探しましょう!」
(弁護人)
「やり直せるはずです。どうしても困ったときは、相談に
乗りますからきてください」(検察)
「生活が成り立たないからといって、他人の物に手を
出さないでいただきたい。わかりますね。私はあなたに
期待します」(裁判長)
罪は罪ですが、罪を憎んで人を憎まず的な同情の余地がある
この事件、理想と現実の隙間を見ている気がしています。
きっとこの人は社会復帰できると思います。
真面目で実直、仕事熱心で周りからの信頼も厚く、
自分の信念を曲げないほどのこの被告、罪は償って、
早く自分のこれまでしてきた仕事を活かして
成功してほしいですね。
仕事熱心であることは、折り紙付きですから。
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